手洗いが感染症発症のリスクを低減。その理由は?

手洗いが感染症発症のリスクを低減

2020年は、新型コロナウイルス感染症の流行によって、多くの人が病気の予防について深く考えさせられる年になりました。

感染症とは、病原体が体内に入り込むことで発症する病気のこと。病原体はウイルスに限らず、細菌や真菌、寄生虫も含みます。これらの病原体が他人に移る経路は4つあります。

①接触感染:手や指などに直接触れることで感染する経路
②飛沫感染:咳やくしゃみによって飛散したつばを吸い込むことで感染する経路
③空気感染:空中を浮遊する微粒子を吸い込むことで感染する経路
④媒介物感染:食品や血液、虫などを経由して感染する経路

コロナウイルスに関して言えば、有効なワクチンの開発が進められているため、いずれは今ほどの脅威ではなくなるでしょう。しかし感染症にはいろいろな種類があります。インフルエンザは身近な感染症の一種です。引き続き予防に努めることが大切です。

ウイルスはまず手に付着する

ウイルスは手に付着する経路に関わらず、感染症の予防にもっとも重要と言われるのはしっかりと手を洗うことです。病原体が最初に付着するのは人の手です。その手で他人やものに触れると、病原体が広がってしまいます。

また、病原体が付着した手で目や口を触ると、そこから体内に侵入し、症状を発症するリスクが高まってしまいます。感染を防ぐには、手に付着した病原体をきれいに洗い流すことが大切です。ただし水洗いでは不十分なので、必ず石鹸やハンドソープを使用しましょう。厚生労働省によると、石鹸やハンドソープを使って10秒間洗い、水で15秒すすぐと、病原体の数を1万分の1に減らせるそうです。

空気中を漂う微粒子を吸い込んでいる可能性もあるため、手洗いだけではなく、うがいも欠かせません。うがいをする時は、まず口をすすいで口内にいる病原体を吐き出すと良いですよ。

消毒剤を併用した対策がおすすめ

消毒剤を併用した対策がおすすめ感染症を予防するために、消毒剤を使用する場合もあります。消毒とは、ウイルスや菌を無毒化すること。仕事中や外出中など、手洗いが難しい時に消毒剤で手指を消毒することで、感染症を発症するリスクを低減できます。特に食事をする前の手洗いが難しい場合は、消毒剤を使って手指を消毒することをおすすめします。

ただし病原体によって効果的な消毒剤は変わります。目的に合った製品を選んで購入しましょう。また製品によっては、人体への影響に懸念が残るものもあるため、必ず信頼できるショップで購入してください。こちらの病院が採用する医療用品の通販サイトなら、人体に優しい手指の消毒剤が販売されています。消毒剤の他に、マスクやウェットテッシュ、症状が疑われた時に使用する体温計なども取り扱っています。

通販サイトの利用には、外出をせずに購入した商品を自宅に届けてもらえるというメリットがあります。人の集まる販売店は、他人から病原体が移りやすい場所です。こういった場所を避けて、感染のリスクを少しでも減らすという面からも通販サイトの利用をおすすめします。